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第1回「産業廃棄物と一般廃棄物について」

2023年06月30日

はじめに

この記事を読んで下さっているみなさま、こんにちは!

エコスタッフ・ジャパン株式会社(ESJ)の石中です。

このコラムでは、主に「産業廃棄物に関する基礎知識」や「環境に関する時事ニュース」について

取り上げて解説しております。

 

産業廃棄物と一般廃棄物について

記念すべき第1回となる今回のコラムの内容は、「産業廃棄物と一般廃棄物について」です!

そもそもみなさまは、廃棄物が2種類に分かれているのはご存知でしょうか。

 

 

日本では、廃棄物は大きく分けて「産業廃棄物」と「一般廃棄物」の2つに分類されています。

 

 

産業廃棄物と一般廃棄物の主な違いは、「事業活動に伴って生じた廃棄物かどうか」という点です。

一部例外もありますが、基本的には

・産業廃棄物:事業活動に伴って発生する廃棄物

・一般廃棄物:一般家庭などから発生する廃棄物

と理解して頂ければと思います。

廃棄物が発生する状況によって区分が異なり、またそれにより「処理の責任の所在」も変わってきます。

「一般廃棄物」の処理責任は「行政・市町村」にありますが、

「産業廃棄物」の処理責任は「廃棄物を排出した排出事業者にあると、

廃掃法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)に定められています。

事業活動とは?

続いて、「事業活動に伴って生じる」とは、一体どういう意味なのでしょうか。

「事業活動」には、店舗、工場、事務所、会社、病院、個人事業所など、営利を目的とする活動だけでなく、

NPO法人、官公庁、学校、保育園、社会福祉法人等の非営利事業等の活動も含まれます。

 

ですので、廃棄物業務に初めて携わる方は、事業活動によって排出された廃棄物は

すべて「産業廃棄物」となることを、まずは覚えておいて頂ければ良いとかと思います。

 

 

ポイント

さて、第1回目は「産業廃棄物と一般廃棄物」について解説させて頂きました。

今回のポイントとしては、

・「事業活動によって生じた廃棄物は、産業廃棄物となる」

・「産業廃棄物の処理責任は排出した事業者にある」

の2つを覚えて頂ければ十分だと思います!

 

次回は

次回、第2回目の内容は「排出事業者責任について」です!

「産業廃棄物処理」において非常に重要なポイントとなりますので、

産業廃棄物を排出する事業者様には、是非ともチェックして頂きたい内容になります!

 

次回の投稿も是非、読んでみてくださいね!!

今回の記事や、ESJに対するご質問がありましたら、こちらからご連絡ください!

 

(参考)

・出典:環境省「廃棄物の処理及び清掃に関する法律の施行について」
https://www.env.go.jp/hourei/11/000516.html

・出典:e-GOV法令検索「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=345AC0000000137

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